【書評】内村光良の従兄弟が教える、コント作家流ビジネスのコツ

 

会社員の経験がない内村宏幸氏が、なぜサラリーマンを題材にしたコントを書けるのか。

それは、人間関係のわずかなズレの中で生じる勘違いや見栄や嫉妬など、普通の人の日常的な風景を題材にし、それをサラリーマンに置き換えているだけだからである。

例えば学生時代、男ばかり数人で旅行に行くことになった時、そのうちの一人が驚くべきことに彼女を連れてきて、道中ずっと気まずくて仕方がなかった。

これを会社に置き換えて、能天気な部下が大阪出張に自分の彼女を連れてきて、新幹線の3人席に彼女を真ん中にして、上司と横並びに座って大阪に向かうというコントを書いた。

学校で三者面談というものがあったが、これを会社に置き換えて、部下の査定をするために、部長が部下とその妻を前に三者面談を行い、妻が家庭でセックスレスだと部長の前で告白し始めるというコントも書いたのである。

また、会社の中で起きるトラブルの描写に関しては、内村氏がどうにかイメージできる会社の三大トラブル

  1. 見積書の桁が1桁間違っていた
  2. 納期を勘違いしていた
  3. □□□□□□

という3つをローテーションで使っていたため、『サラリーマンNEO』ではどのコントでもこの3つのトラブルしか出てこない、という(3.のトラブルの内容を知りたい方は次ページの本書をぜひお読みください)。

やり方がわからなければ、自分が持っているものに置き換えれば、経験がなくともなんとかなるものだ、と内村宏幸氏は述べている。

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