【書評】なぜアイリスオーヤマは「クリア収納」を発明できたのか

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数々のヒット商品を生み出し続けるグローバル企業、アイリスオーヤマ。今や日本中のホームセンターで、あの見覚えのあるロゴマークを目にすることができるといっても過言ではありません。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、そんな会社を率いる大山健太郎氏の経営理念がぎっしり詰まった一冊が紹介されています。

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アイリスオーヤマの経営理念 大山健太郎 私の履歴書
大山健太郎・著 日本経済新聞出版社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、仙台の書店さんでひときわ目立っていた本。

仙台に本拠地を構えるグローバル企業、アイリスオーヤマの会長大山健太郎氏による注目作です。

「日本経済新聞」連載の「私の履歴書」に加え、著者が20年間、約1,000回におよぶ朝礼のなかから、特に大事だと思う内容を抜粋し、加筆・再構成したものです。

東日本大震災から復興へのドラマと、著者の生い立ち、著者が作り上げた事業の仕組み、ネットビジネス、商品開発のヒント、地域貢献のあり方、経営理念や人材育成の実際など、知りたいことが具体的に書かれており、じつに勉強になります。

なかでも、どうやって次のビジネスを予測するかどうやって需要を創造するかといった視点は秀逸で、著者の手腕の鮮やかさに舌を巻きます。

ほかにも、上場しない理由や、「意欲があれば、追い越し可能」な3車線道路式の評価制度など、経営者としてヒントになる部分がたくさんありました。

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