贅沢をしている高級官僚が「CO2削減」を掲げるニッポンの矛盾点

 

学問というのは人生を深く豊かにしてくれます

そのためにこそ勉強するのですが、実際にお母さんの立場になれば、少しでも我が子が社会で認められ、安心して人生を送らせたいと思うのも当然で、「勉強しなさい!」という事になります。

だから、勉強した子が優秀な成績を収め社会で活躍するのも仕方が無いのですが、それは本来の教育の目的ではないことも確かです。その典型的な人が総理大臣を多く出した鳩山家で、鳩山御殿という所に住み、十分に冷暖房をかけ、外出は全部大きな車です。そして、その鳩山さんが首相になるとCO2を削減すると言うのですから、首相自体が大きな矛盾に気が付かないでいます。もし気が付いているとしたら、皆で協力して実施するはずの「環境改善」を「俺は偉いからいくらでもCO2を出して良いが貧乏人だけは我慢しろ」ということになります。

リサイクルをするほど、幸福な生活から遠ざかっている

このシリーズで示したように、もし石油に限りが有り、CO2を出すと環境を破壊し、リサイクルしないとゴミがあふれるなら、皆で節約して過ごさなければなりませんから、学校教育も難しくなります。でも、実は石油は膨大にありCO2で温暖化しても環境は破壊されずリサイクルせずに焼却した方が資源の有効利用になるというのですから、「勉強し、成功し、お金持ちになり、ジャンジャン使って楽しい人生を送る」ことができるのです。

多くの人が太陽電池は石油などを節約できると錯覚していますが、石炭火力の生産コストはキロワットアワーあたり10円、それに対して太陽電池は石油からの電気を30円分使って、鉄板、シリコン材料、組み立て、制御を行い、それで10円相当の電気を生じますから、差し引き20円分の電気を余計に使うことになります。

この例で分かるように、もともとの天然資源の多くは土の中に「タダ」で眠っているか、「タネ」を蒔けば太陽と水があれば(実はCO2が主原料ですが、空気の中に含まれていて目に見えないので気づきません)すくすくと野菜やイネが育ちます。だから、「社会に出回っているエネルギー物の値段はそれがそのまま資源とエネルギーの消費量に比例する」という原理原則があるのです。

だから結局、お金持ちほど資源やエネルギーを浪費するということになります。

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