ずいぶん前に、おカネ持ちはたっぷりと保険に入るものだよ、という話をメールマガジンで書いたんですけど、案の定自動車保険の更新日のズレでドツボにハマる人が事件を作るというストーリーが出て来たんですよ。そんなのはまともな保険会社ならひと月以上前から連絡も来るし、電話一本で書類も書かず同条件で更新もしてくれるのに、日々の生活がカツカツだとそういうのが後回しになってしまって、後々大きなツケを払う事になるんですよね。
これは私見ですけど、ザクッと言って少なくとも3ヶ月無収入で生活できる蓄えがないと、それは綱渡りの人生ですから。家族構成にも依りますが、150万程度のおカネをいざという時に躊躇せず支払える、その程度の金額ならおカネで解決できるという蓄えは必要ですよ。特に家族持ちならね。
これが自営業者の場合には、1年間無収入でも食べられるようにしておけ、とは昔から良く聞く話です。私の場合には終身の生命保険を15年以上払込み続けているので、これを解約すれば1年は楽勝で生活ができるんですけど、こういうこころの余裕って生活を根底から支えるんです。
資本主義の良いところって、面倒な事の多くがおカネというツールを使ったら回避できるように設計されているところなんです。洗濯をしてアイロンを掛けるのが面倒だからクリーニング屋があるわけで、疲れていてゴハンを作るのが面倒な人のために外食産業があるわけですよ。
最近では家事代行、買い物代行サービスなんてのも富裕層では当たり前になっているんですけど、こんなのも人生の面倒をおカネで解決するサービスですよね。
新年早々世知辛い話になってますけど、おカネのマネジメントができない人は、この資本主義社会では決して幸せになれませんから。そういう反面教師の存在を知るためにこのマンガは非常に役に立つのです。