なぜ親と一緒に夕食を食べている子供は、自己肯定感が高いのか?

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近年よく耳にするようになった「自己肯定感」という言葉。いくら学歴があろうとも、自己肯定感が低いがゆえに生きづらさを感じたり人間関係をうまく築けずに苦しんでいる方が多いといいます。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』は、そんな「自己肯定感」と食事の不思議な関係について紹介しています。

同じ釜の飯を食ったら

さて、本日は子供に自信をつけさせるお話。

まだそれほど長いわけじゃないですが、「自分はこれでいいと自分で思えているかどうかは、人生を生きていく上でとても重要です。ところが、挫折したり失敗したりしているとなかなかそうは思えないものですよね。

唐突ですが、お子さんのセルフエスティームを高めるための良い方法があります。しかもお金がかからずカンタンです。それは「一緒に夕食をとる」ことです。もっと言えば「一緒に朝食をとる」とさらにいいでしょう。

こう言われても、フツーは「は?」じゃないでしょうか。ま、そりゃそーですよね。フツー食事を一緒にとることと子供の自己肯定感の向上とにはカンケーがないように思えますから。

ところが、あるアンケートでこれを関連づける結果が出たんですよ。どんなアンケートかというと、「養子(養親に育てられている子)と実子(生みの親に育てられている子)の生活調査」なんです。

みなさんは特別養子という制度をご存じでしょうか。まあ、「特別」養子と名前が付くからには「普通」養子制度もあるわけですが、このふたつの大きな違いは、

  • 子供が6歳未満(すごく幼いという意味)かどうか
  • 実親と親子関係が切断されるかどうか

です。すなわち、特別養子制度は子供が6歳未満であり実親との親子関係はなくなる」んです。つまり、小さいころから養親に引き取られて育ち、生みの親とは法律上縁が切れていて、実子と変わらないカタチの養子なんです。

…えーと、多少言い過ぎかもしれませんが、つまり特別養子は

「とても幼いころに、親子関係を切った方がいいと判断されるほどの事情が生みの親にある」

…ということです。人生の初めに受ける別離としてはかなり重たいですよね。あ、ちなみに普通養子の場合、実親との親子関係はなくならないので、養子は実親と養親の2組の親を持つんです。マメ知識♪

でね(~_~)。

アンケートには養子縁組後の生活について様々な質問がされているのですが、その中に、「養子(特別養子で育てられている子)と実子(生みの親に育てられている子)で有意な差がある」ものがたくさんあったんです。たとえば

  • 学校に問題なく通っている
  • 自分には長所があると感じている
  • 自分は親から愛されていると感じる

などです。あ、あの、有意な差って、この設問で肯定的な解答をしたのは「養子!!」の方なんですよ(●_◎)。つまり!!

養子の方が実子より自己肯定感が高い(^^)/ ってことです( ̄□ ̄;;)!! 

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