3.返答
買うかどうかの返事は、優しく・穏やかに・でも断定形の文で言いましょう。
買うことにするなら、
「よし。じゃあ買おう」
「わかった。今日は買うことにする」
買わないなら、
「でもね、今日はプリンは買わないよ」
「買えない」「買わない方が良い」などは、子どもにすると納得感が非常に少ない言い方です。泥沼の押し問答への入口にもなりかねないので、避けましょう。明確に、親自身の意思決定として「買わない」と言い切ることが大事です。
4.反論に応じる
それでも子どもは、まだ粘ることもあるでしょう。
もし子どもが「何でー?」と言ってきたなら、正面から答えるのが得策です。
「何で~?」
「欲しいモノをいつも買っていたら、うちのお金がどんどん減ってしまうんだ。あんまり減ってしまって、もっと大事なもの…例えば毎日のご飯とか、お家の電気とか、お水とか…が買えなくなったら困るからだよ」
あるいは単にねだり続けるようなら、再度受け止めて、「本当の望み」を満たす別の案を探す方向で会話を進めましょう。
「え~、でも欲しいよぅ」
「そうかぁ。それでも『欲しい』って思うんだね。今日プリンが買えないなら、どうしたら『ご飯の後においしいデザート』のうれしさが作れるかなぁ? うちにはミカンと、バナナと、豆乳があるみたいだけど」
「えー…。じゃあ、バナナ豆乳作って!きな粉も入れる!!」