年金はもう減らされている。物価下落を理由に4月から支給額を減額

 

とりあえず事例。

1.昭和24年2月3日生まれの男性(今月68歳)
昭和生まれのあの人は今何歳?ネタにも使える「年齢早当て裏ワザ」(参考記事)

ア.老齢厚生年金(報酬比例部分)132万円0(月額11万円)と老齢基礎年金78万100円(月額6万5,008円)貰いながら厚生年金に加入。

イ.給与(標準報酬月額)は30万円。

ウ.直近一年間の賞与(標準賞与額)は、平成28年7月に36万円、平成28年12月に36万円。

賞与を合算して72万円にした後に、12で割って月額換算すると6万円。

よって、この男性の総報酬月額相当額は給与30万円と、月額換算した賞与6万円を合わせて36万円。

老齢厚生年金月額は11万円。

よって36万円+11万円≦47万円に納まるから老齢厚生年金のカットは無し

しかし、平成29年度からは47万円が46万円になります。

どうなるのか。

{(総報酬月額相当額36万円+老齢厚生年金月額11万円-支給停止調整額46万円)÷2}=5,000円←月の年金停止額。

だから、今もらっている老齢厚生年金月額が11万円から10万5,000円に減るという事。

今年4月分の年金から支給停止調整額が47万円から46万円に変わるので、実際の年金振込額に変化があるのは6月15日振込分から。

なお、仮にこの男性が今年7月に賞与が支払われないとすれば、直近一年間の賞与から平成28年7月に貰った賞与が計算から外れる為に年金額が変わる。

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