道徳や自己啓発をバカにする「時代の寵児」こそ大バカ者な理由

 

人間というのは一度や二度、道徳の本を読んだからといって道徳心が具わるわけじゃないんです。なぜならば日々、生きる事によってゴミが出て来て、それが澱のように溜まるからです。人生って清廉潔白な側面と、それとは真逆の側面が同時進行で、コーヒーとクリームが混ざり合ったような感じで溶け込んでいるんです。

そうすると誰しも少しずつ負の要素が蓄積されるのですよ。それを定期的に掃除する必要があるんです。一度徹底的に掃除をしてキレイにしたからといって、もう掃除をしなくても良い、という話にならないのと同じなんですよ。

常にキレイでいるためには、たまにはこころの掃除をしなきゃならないんです。

だから私は定期的にこういうこころを律することに資する内容の本を買い、読み続けるんです。つまり、真人間として生きるには、定期的に道徳心や倫理感を養う情報をインストールする必要があるよね、ってことなのです。

人間が人としての道を踏み外さないためには、自分のこころは弱いのだと認識して、だから定期的に汚れたこころに活を入れてこれをキレイにする必要があるんです。自己啓発ってそのためにやるんですよ。

最近じゃ自己啓発をバカにする人も出て来て、あんなもんで成功するわけがないとか、読んでも意味がないとか言う人が著名ブロガーやツイッターでのインフルエンサーにいるんですけど、結局そういう人たちってみなさん強烈なうぬぼれ心を持っているんですよ。つまり、

  • オレが成功したのはオレがスゴかったからだ
  • オレは余人よりも努力したから成功したのだ
  • オレはこの世界では才能があるんだよ
  • 自己啓発なんて知らなくても成功出来るんだよ
  • オマエが成功しないのは努力が足りないからだよ

みたいな、成功の全ての理由が自分の内側にあるのだという傲慢感に満たされているわけです。

これ、この本を読めば分かりますけど、完全にエゴですから。

っていうか、良い大人が「成功したのはオレの力」なんて人様に言ってたら大バカ野郎ですよ。赤面せずに良くそういうことが言えるなぁと感心します。

自分がこうならないためには、継続してこころを律する必要があるんです。私はそのためにこういう本を読み続けるのですよ。

image by: Shutterstock
 
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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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