(4)フィンテックに関する懸念点
突如、急激に注目を集めることになったフィンテック関連企業だが、早くもバブル状態、あるいはすでにバブルが弾けたとの指摘も出てきている。
2016年6月、経済誌フォーブスが「代替レンディングは既にバブル状態にあり、何かすべき」と題する記事を掲載。
フィンテック業界は供給過剰に陥っており、新規顧客の確保コストが、従来の100 basis points (1%)から過去18ヶ月ほどの間に高騰して3~5%になったなどと報じている。
このような状況を反映してか、ベンチャー・キャピタルからのフィンテック関連企業への投資額も2016年第一四半期以降は減少傾向へ 。
ただし、今後も引き続き、フィンテック関連企業の動向には要注目となっている。
今回は細かすぎるので、各フィンテック企業ごとの動向には触れていないが、また何かの機会に触れることになるだろう。
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