灯台下暗し。世界で急拡大する「日本食需要」に乗り遅れる日本人

 

大人気な日本食ですが、日本食レストランのコンサルティングや日本食品の小売販売を行っている筆者は、「焦り」を感じています。

ロンドンの目抜き通りに連ねる先ほど挙げた飲食店ですが、どこも日本の資本は入らず、日本人が経営に関わっていないからです。もちろん日本資本による日本人経営の飲食店もありますが、圧倒的に多いのは非日本人経営のお店なのです。お寿司を握るのはフィリピン人だったり、ネパール人だったり、日本へ行ったことがない人がほとんどです。

そういう人達が、ロンドンで日本の味を作り出しているという現実があります。せっかく日本人として生まれ、日本の味を知っている筆者からしてみれば、「なぜもっと日本人が頑張らないのだろう」という思いで一杯です。そんな気持ちからロンドンで起業し、欧州の消費者に日本食の普及を目指し、日々走り続けています。

今後は、「ロンドンでの日本食レストラン開業ノウハウ」、「海外起業での苦労話」、「欧州の消費者マーケットの今」などをお伝えできればと思っています。

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小池 道隆『ロンドンで起業 ~日本食をヨーロッパへ~』

『ロンドンで起業 ~日本食をヨーロッパへ~』

著者/小池 道隆

在ロンドンの筆者が、起業・欧州・日本食をキーワードに月に1回メルマガを発行します。邦銀での投資銀行業務、外資系コンサルタントでのプロジェクトマネジメント、小売・外食運営会社での事業経営の経験をもとに、海外での起業ノウハウ、欧州マーケットの今、日本食ブランド等のテーマから毎回トピックスを選んで皆様にお伝えします。 これから起業したい方、海外で働いてみたい方、日本食を欧州へ広げたいという方などの参考になれば幸いです。

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