歴史を知れば見えてくる。年金はなぜ、今の金額に決められたのか

 

マクロ経済調整というのは、平均余命の伸びによる年金受給者の増加による年金給付の負担増と、被保険者の減少による負担能力の力の減少を反映させて、年金額を自動的に調整していくもの。50%に到達した時点でマクロ経済調整は終わらせる

この60%とか50%とかというのは所得代替率といって、ちょっと計算の出し方が異なるんで詳しくはこちらのマンガを見てみてください(^^;;

所得代替率(厚生労働省)

マクロ経済調整は、例えば物価が2%上げで、賃金が1.4%上がった時にマクロ経済調整が0.8%なら、賃金の1.4%から0.8%下げて0.6%の年金の伸びにするというもの。だから、年金自体は名目上(見た目)では下がらないけど価値が下がってしまう

というわけで、今年平成29年度で保険料の上限は固定しますが、今までなんだかんだあったわけですね~。

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佐賀県出身。1979年生まれ。佐賀大学経済学部卒業。民間企業に勤務しながら、2009年社会保険労務士試験合格。
その翌年に民間企業を退職してから年金相談の現場にて年金相談員を経て統括者を務め、相談員の指導教育に携わってきました。
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【著者】 年金アドバイザーhiroki 【発行周期】 不定期配信

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