スマホでバラエティ番組をしようと思っても、テレビのようにひな壇にタレントを並べたら、スマホの縦画面では入りきれません。
文字ばかりのコンテンツをスマホ用に作っても、通勤中や通学中は電車が揺れていて、凝視して読むことは難しくなります。
また映像にBGMをつけるとしても、イヤホンや内臓スピーカーでの視聴を考えると、テレビやDVDの時の音のつけ方では、聴き取りにくいということもあるでしょう。
端末が変わったら、その端末に適した仕様やノウハウを持ち込まないと、全くのめり込むことができません。
スマホのサービスを開発する際には、「何かのサービスのスマホ用の縮小版」というような考え方をしていると、絶対に失敗するでしょう。
スマホにはスマホの特性がありますから、その特性をいち早くつかんだクリエイターやいち早く取り込んだサービス事業者が、真っ先に市場を制圧していくことでしょう。
これは、スマホといった電子サービスだけではありません。
例えば、電車の時代から自動車の時代になるとか、飛行機がLCC時代になるとかでも同じこと。
そのような移動手段のトレンドが変わるだけでも、お客様が商品の持ち帰るためのバッグの形は激変していくことでしょう。
ギフト商品が大切な人に差し上げるモノからSNSで自慢するモノに変わっていくとしたら、パッケージデザインもまた変わっていくでしょう。
時代とともにあらゆるものが変わっていきますから、自社の製品やサービスも、その時代とともに適した形を考えていかなければ、あっという間に時代に取り残されることになります。
しかし、いち早くその適した形を見つけられる人は、次の時代に大きな信頼を勝ち得ます。
【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
- 現在、自社が社会やお客様に発信している情報にはどのようなことがあるか。ノートにまとめる。
- その情報を、スマホに適した形で発信する企画を作るとすれば、どのような企画であるべきか。「スマホの特性」とともに、ノートにまとめる。
image by: ピコ太郎公式HP