中国政府が「一つの中国」が中国の核心的利益だと公言していても、日米、そして台湾もそれぞれがその解釈が異なります。日本にしても「一つの中国」については「中国の主張を日本政府は尊重し、理解する」というものであり、承認はしていないのです。
今年の1月1日から、日本と台湾との交流については、台湾という名称を使うようになりました。この名称は「チャイニーズ・タイペイ」よりも現実的です。すでに「台湾国」のシールを貼られたパスポートを所持する台湾女性が日本入国を認められたことが、ニュースになっています。
●「台湾国パスポート」で台湾女性が日本に入国、中国当局は「荒唐無稽」と不快感―中国メディア
当然中国は「荒唐無稽」という批判をしていますが、こうした中国の主張をいちいち「ハイハイ」と聞いていたら切りがありません。中国の夢や幻想に日本が付き合うのはバカバカしいことです。台湾を含め、日本国民が目覚めれば世界が変わるということを期待する諸国民も多いのです。日本人もそのことをもっと知って、自覚すべきだと思います。