とはいえ、そういう大きな流れに対するバックラッシュは当然あるわけで、アメリカの聖書根本主義であるとか、イスラム原理主義などはそういう文脈でとらえることもできるのではないかと思っています。世界観が大きく変わり、自分たちの世界が狭くなってきたことに対する「異議申し立て」なんじゃないかと。ただ、たとえバックラッシュだったとしても、狂信的な人間は常識はずれの行動を起こしかねない(し、実際に起こしている)ので、まったく余談を許さないというか、楽観視できるような状況ではないと思いますが。
——なるほど。そういう既存の宗教に対するカウンター的なものとして、サタニズムに触れるということは、すごく有益であると。
高橋:まあそうなんですが、こんな話してていいのかなあ、なんか話せば話すほどメルマガから読者のみなさんが離れて行きそうで怖いんですけど(笑)。
(次回に続く)
※このインタビューの全文は、まぐまぐ発行者スペシャルインタビュー(まぐスペ)でもお楽しみいただけます。
Photo by: Kotaro Minamiyama