ですので、もし仕事や会社そのものにネガティブな感情を抱いていると感じたら、仕事、職場を自ら楽しむ工夫を探してみましょう。たとえば、成績が悪い営業マンが営業という職種そのものにネガティブなら、「今日はどんな断り文句が一番多いだろう?」と、1日の統計を取ってみて、それを週単位、月単位で集計してみます。その集計から、自分なりに営業のあり方を見直すヒントが生まれるかも知れません。
そして、そのことによって営業の方法が改善できれば、他にまだ悩んでいる営業マンに対しても有益な情報となり、愚痴るより、よほど建設的です(これは実際に実証済みで、とある営業会社ではかなりの効果がありました)。
ネガティブな感情を抱いているときというのは、実は、仕事や職場を楽しむ工夫、それを活かして有益な情報とするヒントが隠れているものなのです。もし自分ではなく、同僚が愚痴を言い始めたら、その同僚に「1人のネガティブな感情や表情が周りにも影響すること」をさりげなく教えてあげましょう。そして、一緒になって仕事、職場を楽しむ工夫を考えてみましょう。
落ち込みことがあったり、仕事に対してネガティブであってもそれらは、お客様には関係のないこと、職場にいる周りの人にも関係のないことです。給料を頂いている以上、ネガティブなときであろうが、プロとして一定のクオリティを保って仕事をしなければなりません。
仕事が面白くないなら、面白く感じられるようにするには? を考え実践する。職場の空気が悪いなら、空気を入れかえるには? を考え実践する。というように、ネガティブな感情が生まれたとき、感じたときは、改善策や有益な情報源となるサインである、そう肝に銘じておきましょう。
■今日のまとめ
『仕事に対してネガティブ感情を持ったとき、それは仕事を楽しむ工夫ができるサインである。』
- 気持ちが乗らない、体調が優れないなど、ネガティブな時、どうするか? 考えまとめる。
- 仕事を今よりあと少し楽しむためにはどんな工夫ができるか? 考えノートに列挙していく。
- 上記2点を実践する。。
- 実践したことを社内で発表する。
image by: Shutterstock.com