ところが、ある市場選挙で「下駄箱神話」が崩れる事件がありました。 我が陣営が押していたのは現職の市長。 後援会、地方議員などをフル活動した、得意の組織型選挙。 これに対して対立候補は知名度の低い新人。 組織も弱く、楽勝ムードでした。 下駄箱データも裏付けていましたが、蓋を開けてみれば落選。 驚きました。
実は、対立候補は小学校のPTA活動を熱心にしていた人でした。 そこでお母さんたちが中心になって運動していました。 でもお母さんたちはいろいろ忙しいので集会には参加できません。 そこで携帯電話メールを使って、運動を広げていたのです。
風が吹いていたのですが、気がつかなかったわけです。 選挙というのは洋の東西、時代を超えて同じようなことが起きるものなんですね。 「風が吹いていなければ、吹かせれば良い」とも言います。 でも、逆風はごめんですね。
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