スパイは「下駄箱」を見る? 元首相の長男が明かす驚きの選挙対策

 

ところが、ある市場選挙で「下駄箱神話が崩れる事件がありました。 我が陣営が押していたのは現職の市長。 後援会、地方議員などをフル活動した、得意の組織型選挙。 これに対して対立候補は知名度の低い新人。 組織も弱く、楽勝ムードでした。 下駄箱データも裏付けていましたが、蓋を開けてみれば落選。 驚きました。

実は、対立候補は小学校のPTA活動を熱心にしていた人でした。 そこでお母さんたちが中心になって運動していました。 でもお母さんたちはいろいろ忙しいので集会には参加できません。 そこで携帯電話メールを使って運動を広げていたのです。

風が吹いていたのですが気がつかなかったわけです。 選挙というのは洋の東西、時代を超えて同じようなことが起きるものなんですね。 「風が吹いていなければ、吹かせれば良い」とも言います。 でも、逆風はごめんですね。

image by: shutterstock

海部正樹『ロサンゼルスで起業してしまったボクの本気メルマガ!』

『ロサンゼルスで起業してしまったボクの本気メルマガ!』

著者/海部正樹(米国法人WOWMAX MEDIA LLC代表 / プロデューサー)

政治家の二世なのですが、テレビディレクターやアニメプロデューサーになりました。親は嘆いたでしょう。しかも42歳で渡米、その後ロスで起業と来た日には、人生どう転がるかわかったものではありません。そんな私が異国で今日も体験している「海外の起業」と「海外での継業」を中心にいろいろ書かせて頂きます。それと「米国ローカルの時事ネタ」や「10年暮らしてわかる生活ネタ」もご紹介します。

 

print
いま読まれてます

  • スパイは「下駄箱」を見る? 元首相の長男が明かす驚きの選挙対策
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け