1. まず全体像をとらえて外枠を埋める
例えば、東大王で出題された、こちらの問題。
空欄に入る文字を答えなさい。(一般正解率3%)
き→ぎ→い→き→き→き→き→き→き→き→き→(?)
ちなみに私は、収録中この問題は分かりませんでしたが、出演した東大生12名中8名が正解。
き、がいっぱい登場するのが特徴的だけど、一体なんの「き」なんだーーー?!
そして、→は、なんの流れなんだーーー?!
→が時間の流れだとしたら、「き」は、きのう?きょう?とかの頭文字?
そんなことをグルグル考えていたら、時間切れになってしまいました。
ただのひらめき問題と思ったら、ふってくるのを待つしかない状態になってしまいますが、ちゃんと思考の流れがあるようですね。
こういうタイプの問題の場合は、まず全体像をとらえることが先決でした。
最後の(?)の後には、→はありません。
つまり、ここで終わっているのです。
登場した文字の数は・・・?
数えてみると、12個の文字が出てきました。
ということで、12個の何かの順番じゃないか?と考えることができます。
12で1セットのものとして思い浮かぶのは・・・
- 時計の針が12時まで
- 1年が12か月
- 星座が12個
などでしょうか。
このように、あらかじめ全体の数から予想できるのは、他にもいろいろありますね。例えば・・・
7で1セットのものは、
- 1週間が7日(月・火・水・木・金・土・日)
8で1セットのものは、
- 惑星の名前(水・金・地・火・木・土・天・海)
今回の問題は、12で1セットなので、12時か、12か月か、星座かな~なんて外枠をまず埋めることができたら、近道です。
日本語のひらがなが12コ並んでいるので、月の名前か、星座の名前で、頭文字か、最後の文字かな~?
そんなふうに選択肢をしぼっていけたら勝ち。
そうです。
1月:睦月(むつき)
2月:如月(きさらぎ)
3月:弥生(やよい)
4月:卯月(うづき)
5月:皐月(さつき)
6月:水無月(みなづき)
7月:文月(ふみつき)
8月:葉月(はづき)
9月:長月(ながつき)
10月:神無月(かんなづき)
11月:霜月(しもつき)
12月:師走(しわす)
このように並べてみると、一目瞭然ですね。
月の名前の最後の文字を並べたものでした。
(?)に入るのは、師走(しわす)の最後の文字なので、「す」が正解!
ひらめきで一瞬の天才もいるかもですが、たとえひらめかなくても、このように、論理的に絞っていくのも最終手段ですね。
この要領でいくと、東大王で出されたこの問題も簡単?!
海水 = 81
土地 = 63
?? = 52空欄に入る漢字2文字を答えなさい。(一般正解率3%)
出演した東大生12名中8名が正解でした。
これは私もできました。
そうですね~。ついさっき、ちらりとやりましたね。
数字のセットといえば思いつくアレです。
今回は、8で1セットのものなので、
- 惑星の名前(水・金・地・火・木・土・天・海)
太陽系の惑星の、太陽に近い順番です。
1水星、2金星、3地球、4火星、5木星、6土星、7天王星、8海王星
という法則ですね。
これに従ってみると、
木金= 52 が正解となります。ん~いい問題!!
外枠から埋めていく、という思考のクセがあれば、選択肢をどんどんせばめていくことができるので、近道できることもあります。
ぜひ身につけておきたいものです。