「レム睡眠」「ひらめき」「潜在意識」というキーワードを聞いて、「何かスピリチュアルっぽくて怪しい…」と思った方、ちょっと待ってください。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、科学誌『ネイチャー』でも証明された、睡眠中の驚くべき「潜在意識」の働きについて紹介しています。
脳は眠らない
最近、所長と脳科学の話をする機会があり、脳や体のことがなんだか気になってきている。雑談をしていると、所長が「私は、眠っている間に脳に仕事をさせるんだ」なんて、わけの分からないことを言い出した。所長って、ホントは、頭おかしいんとちゃうかなぁ～?? 大真面目な顔で話をされると、コワイ、コワイ･･･（>_<）
所長 「最近は、睡眠時間を増やして、眠っている間に脳に仕事をさせる実験中なんだよ」
新米 「えっ？ 眠っている間に脳が仕事する？ させる？」
所長 「そう。いま、その実験中だ」
新米 「所長、それ、真面目にしゃべってますぅ？ 眠っている間に脳って仕事できるんですか？」
所長 「研究結果では成果が出ているけど、自分の身体でも実験してるところだよ。私は大マジメ。科学誌『ネイチャー』での研究結果の例では、パズルでひらめきが足りない人を集めて実験をしたそうだ」
新米 「パズルでひらめきが足りない人？ なんか、ボクもそこに入りそうっす…」
所長 「まず、パズルでひらめきが足りない人を3グループに分けるんだ。
- A：朝に問題を見せて、そのまま8時間考えてもらう。
- B：夜に問題を見せて、そのまま徹夜で8時間考えてもらう。
- C：夜に問題を見せて、そのまま8時間の睡眠をとってもらう。
8時間後に、この3グループの人たちにパズルに再チャレンジしてもらう。どのグループが一番成績が良かったと思うかい？」
新米 「答えを考えた人と考えない人の違いですか？ そりゃぁ、考えた人の方が成績が良いに決まってますよ！ と言いたいところですが、こんな質問するってことは、違うってことなんですよね？」
所長 「ははは、そういうことだね。何も考えずに眠った人たちの方が3倍近い割合でパズルを解いたんだ」
新米 「え？ 差が3倍も！ 徹夜で寝なかった人は頭働かないって思いますが、朝見せて、8時間考えた人よりもですか？」
所長 「そうなんだ。眠る前に与えられた問題は、睡眠中に新しい記憶として整理され、脳に刻み込まれていくんだが、レム睡眠中には、過去に記憶されている様々な知識と出会うことによって、起きているときには思いもつかなかった『ひらめき』を導き出したのではないかと推測されているんだ」