夜中には天頂付近(頭の上)に大きく夏の大三角が輝いているのに気がつくと思います。わし座のアルタイル(彦星)、こと座のベガ(織姫星)、そしてはくちょう座のデネブ。天頂付近を通るので、秋が深くなってもいつまでも見られる星座たちです。
空が綺麗だったら、わし座のアルタイルの近くに5つほど固まった星たちの並びに気づくかもしれません。ひし形とそこから少し離れて一つの星。いるか座という星座です。一番明るい星で4等級ですので空が暗くないと見えないのですが、一度気がつくと、並びのわかりやすさと、いかにもいるかだなあという感じで、きっとお気に入りの星座になると思います。
もし天体望遠鏡で星を見ることができるようでしたら、ぜひいるか座の口の星(γ星)を見てください。とても綺麗な二重星です。
6月は大方が梅雨などでなかなか夜空を眺めることも難しいのですが、晴れ間に少しでも星たちと対話できたら嬉しいですね。
こうして時々星空案内を書いていますが、自分自身は随分と空の綺麗なところでの星空三昧というのから離れているなあ…と思います。
住んでいるところでも、かろうじてある程度の星座は見られるものの、降るような星空とは随分とごぶさたです。
日頃の忙しさにかまけてついつい遠ざかってしまい、それが習い性になってしまっていますね。今年はもう少し星と近づきたいと思うところです。
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