貴方の残業代、安くされてるかも。割増賃金に含まれる手当の話

 

役職手当」「資格手当」「営業手当」「危険手当」など、実質的に、上記1.~7.に当てはまらない手当は、割増賃金を計算の時に、基礎賃金に含めなければなりません(基本給のみで割増賃金を計算していませんか? それ、ダメですよ!)。

「役職手当」等を含めて計算するので、当然、残業代はupします。しかし、これらを含めない金額で残業代を計算していると、未払残業代が発生していることになり、後々のトラブルの元となります。従業員とのトラブルはもちろんのこと、労基署から賃金未払で勧告や指導がきますよ。当然、未払分の支払いもしなければなりません。絶対に、放置しておかないでください。

以上を踏まえて、あらためてお聞きします。

「御社では、残業代の算定の基礎に各種手当を含めていますか?」

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【著者】 飯田 弘和 【発行周期】 週刊

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