夜の川崎はSFの世界。あの名作にも影響を与えた美しい工場夜景

 

これらの写真を幻想的に見せているもう一つの要因、それが、人の映り込みが無いということだと思います。

周りに全く人がいないという事ではなく、工場夜景を見学に来ている人もいるのですが、街のイルミネーションを見に来る人に比べれば、その人数は圧倒的に少ないのです。このため、景色の占有率が高くなり、ゆっくりと見て、撮影する事ができるのです。

千鳥町:サンケミカル。炎を宿したタワーは、まるで聖火台

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千鳥町:日本触媒前の一般道路。圧倒的な規模の光に包まれている工場群。

 

いかがですか?

街に溢れる色とりどりのイルミネーションも素敵ですが、工場地帯を照らす光には、街のイルミネーションとは違った魅力があると思いませんか?

街のイルミネーションには飽きた、人ごみが苦手、ちょっと変わったイルミネーションを見に行きたい、カッコいい写真を撮りたい、などなど、興味を持たれた方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

また、慣れない場所には行き辛いという方には、船に乗って海から工場夜景を見学する工場夜景ツアーというものもあるようです。このように、楽しみ方が色々ある工場夜景、せっかくの景色ですから、訪れる際には、近隣に迷惑がかからないように行動し、自分を含めた皆が気分良く楽しめるようにしていきましょう。

川崎夜景ツアー

取材・文:梅原 慎治 

※本記事はジモトのココロに掲載された記事です(2017年3月29日)
 

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梅原 慎治

梅原慎治 
埼玉県生まれ、都内在住のツーリングライター。主に関東近郊を走り周り、美味しい物や良い景色などを見つけて楽しんでいる。趣味としてフルコンタクト系の空手も嗜んでいる。

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