しまむらのCMはナゼ当たり前のことをわざわざ伝えるのか?

Shimamura_Noshiro
 

自社ブログで商品の紹介などをする際、ついつい専門的な知識を羅列してしまっていませんか? 今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者の坂本りゅういちさんが、ファッションセンターしまむらのCMを例に挙げ、商品知識のまったくない「新しいお客様」のファンを増やす方法を、わかりやすく解説しています。

当たり前感覚のズレ

先日、ある店長と話をしていた中で、「新規顧客を獲得するためにどんな情報を発信するか?」という話題になりました。ブログやなんかで発信はしているものの、一向にお客様のリアクションが無いというのですね。

で、実際にそのお店のブログなどを見てみると、案の定、難しい商品説明ばかりのものでした。

「新作入荷しました」
「人気の商品はこれです」

といった言葉とともに、細かい商品説明をされているのですが、もう何のことなのかがさっぱりわかりません。専門知識がないと読んでも理解できない文章が連なっていました。それ自体はとてもしっかりと手を入れてあるのですが、問題は、それを誰に見せたいか? なんですよね。

具体的には言えませんが、そのお店の扱う商品は、一般的にある程度敷居が高いと思われています(少なくとも私はそう思ってました)。知識も知らない人が多いですし、使い方もそう簡単ではありません。ですから、一般の方々は、そのブログを読んでも、何を書いているのかがわからないのです。

言葉のひとつひとつの意味が、知っている人でないと汲み取れない。そんなブログを読もうと思う人は、いないんですよね。それが業界人や、すでに詳しいお客様相手なら話はわかるのですが、「新しいお客様向けというのならばやり方を考えないといけないわけです。

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