イラッとする無謀運転…自転車にも違反キップを切るべきではないのか?

 

吉田:125ccのスクーター白バイであれば、最高の機動力を発揮できますし、逃げようとするサイクリストを一網打尽にできるんじゃないかなぁって思っただけなんですけどね。だって、サイクリストは警察官から注意されても逃亡することが多いじゃないですか。

Tさん:確かに逃亡する自転車乗りの方は多いですね。捕まえると「自分が追いかけられていると思ってなかった」や「急いでいたので自転車の速度を上げていた」とか、言い訳が見苦しいことも多いですし。

吉田:それと、警察官は無灯火の自転車や2人乗りとかを、待ち伏せして夜しか取り締まらないじゃないですか。日中もやって欲しいですよ。クルマやバイクを右折しちゃいけないところの先の道路で待ち伏せして検挙している姿はよく拝見しますけど、サイクリストに関しては一切やってないようなので不公平過ぎます。

Tさん:待ち伏せ問題ですね。それは私の在籍する署にもクレームは届きます。「未然に防げる交通違反を、違反するのを待って検挙している警察官がいるのはどうなんでしょうか?」と。これは難しい判断なのですが、結局のところ交通違反をしなければいいだけのことと警察側は思うわけですし、違反して検挙された側は当然「クッソー」と思うわけですね。「標識が見えなかった」とか運転する側は言いますけど、それは運転者責任のない現れですから、注意力散漫だったと判断されたりして、交通違反をゴネたとしても勝ち目ないです

吉田:でしたら、自転車を運転するサイクリストにも待ち伏せ検挙してそれなりのペナルティーを与えてくれないとクルマやバイクの運転手だけではなく歩行者の方々も納得いかないと思うんですけどね。反則金徴収の兼ね合いで自転車にプライオリティーをおかない警察側の気持ちは十分に分かります。ですが、そのうち不公平な取り締まりに対して物申す方がたくさん出てきますよ。これだけ危険な運転するサイクリストが増えてきますとね。

Tさん:吉田さんのおっしゃることは間違ってなく、本当に正しいことで正論なのですが、結局のところ警察署によって署長判断とかで取り締まりが緩いところもあれば厳しいところもあったりと、縦社会の警察組織では勝手な判断が私たちレベルではできないのがストレスだったりもします。自分らの管轄で自転車による重大な事故が発生しない限り、自転車の取り締まりは強化されないのも事実です。これが警察のやり方なんです。残念ですけども、このようなやり方は今も昔も変わってないです……。

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