世界には様々な宗教が存在し、当然ながらそれぞれに厳しい戒律があります。グローバル化が進む昨今、仕事相手の宗教を知り、そして彼らのタブーをわきまえるのも1つのビジネスマナー。無料メルマガ『毎日3分読書革命! 土井英司のビジネスブックマラソン』では、世界の宗教の入門書が紹介されています。1社に1冊、必携の書です。
『要点解説 90分でわかる! ビジネスマンのための「世界の宗教」超入門』 井上順孝・著 東洋経済新報社
こんにちは、土井英司です。
ニューヨークに来るようになって意識したのが、人種や民族、そして宗教の違いです。
「多様性」というキーワードはこれまでにも聞いていたし、重要性も理解していたつもりでしたが、ニューヨークに来るまでは、ここまで意識することはありませんでした。
ニューヨークに来ると、屋台はハラール料理だし、会食すれば相手はヴィーガン(=徹底したベジタリアン)だし、人種によっては歴史的なトピックがタブーです。
意識が高まったところで、そろそろ本格的に勉強したいと思っていたら、良い本を見つけたのでご紹介します。
『90分でわかる!ビジネスマンのための「世界の宗教」超入門』は、國學院大學神道文化学部教授の井上順孝さんがまとめた、「世界の宗教」の入門書。
世界史を学んだ人には、懐かしいトピックが並びますが、その現代的意味や思想に与える影響、ビジネスにおける違い、配慮すべきマナーなど、細かな所に触れているので、社会人にとっても実践的な1冊です。
大学受験の時に、こんな教材で勉強できたらもっと成績も上がっただろうに…。それぐらいわかりやすい本でした。
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