相手をムッとさせない、頼まれ事の「スマートな断り方」とは?

 

角の立たない言い回し 「お汲み取りください」

無理な依頼や強引な勧誘には、表現は婉曲に、しかし断る意志はきっぱり伝える方が得策です。

気持ちの上では「ダメなものはダメ」「無理」と思っていても、メールのやりとりでは、感情に訴える前に表現をひと工夫。

「こちらでもどうにもならない苦しい事情を察してください」という意味合いで使う、「お汲み取りください」という言い回しを使います。

よんどころない事情につき、何とぞ、お汲み取りください。

あいにく弊社には対応できるだけの技術がございません。どうか事情をお汲み取りください。

このように、対応できない理由をはっきり言わなくても、多少具体的に書いても、「察してください」という意のフレーズで締めくくることで、「これ以上言わせないでください」というアピールにもなります。やんわりと拒絶する日本的な表現といえるかもしれません。

対応や協力はできないけれど相手の事情を汲み取ったうえでかける言葉としては、「お察しします」があります。

ご苦労は重々お察ししております。

事情はお察ししますが、当方としても対応いたしかねます。

このように使います。

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仕事上手はメール上手! 「ご返事」「お返事」どちらが正しい?
メールで間違いやすい敬語の使い方は? など、気になるビジネスメールの基本やマナーをご紹介。2005年1月創刊、まぐまぐ大賞「ビジネス・キャリア部門」入賞。「迷わず書けるメール術」など、メール対応関連の著書8冊刊行。まぐまぐ!から有料メールマガジン「仕事のメール心得帖」も配信

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【著者】 神垣あゆみ 【発行周期】 平日日刊

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