低所得者ほど睡眠時間は短くなる―米研究結果

 

次に男女差を調べたところ、白人女性は6.7時間であったのに対し、白人男性は6.1時間、黒人女性は5.9時間で、黒人男性では僅か5.1時間でした。また、収入が多い程、睡眠時間が長い傾向が見られました。

ベットにいる時間は平均7.5時間なのですが、睡眠に入るまで22分必要で、実際の睡眠時間は6.1時間でした。即ち、実際に睡眠した時間をベットにいる時間で割った睡眠効率は、81%だったそうです。

以上の結果から、
1)本来取るべき時間より非常に少ない時間しか睡眠を取っていない
2)黒人の方が白人よりも、また女性に比べて男性の方が睡眠時間が短く、特に収入の少ない人の方が睡眠時間が短い
ことが明らかになりました。

睡眠時間の減少傾向はこのところ激しくなっており、1900年では9時間の睡眠時間を取っていたにも拘わらす、1970年では7時間程度になっており、ついに6時間まで落ち込んでおり、現代人の睡眠状況は非常に悪い事が確認されたわけです。

現代人の生活が、24時間社会となっていることの表れだそうですが、睡眠不足は注意力が低下し、悪くするとうつ病の引き金となります。

何とかして、充分な睡眠時間を確保し、睡眠の質を高める事が大切です。

image by:Shutterstock

 

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