アイデア家電を次々と生み出す「ツインバード」は何が凄いのか?

 

業界初!絶品パン焼き器~客の声に応えて「粉」まで開発

最近は「健康志向」の女性客が多く、その声に寄り添う商品も続々。例えば6本の指で頭皮をマッサージするヘッドケアマシーン「セレブリフト」(3万2400円)。ヘッドスパ美容の第一人者の動きを再現しているという。

今、話題の「粉末緑茶」を作れる「お茶ひき器」(1万778円)。市販されているお茶っ葉を入れてスイッチを入れれば、あっという間に粉末緑茶の出来上がり。普通に淹れると茶葉に7割の栄養成分が残ってしまうが、これならカテキンなどを丸ごと摂れる。

客の声から生まれた商品がホームベーカリーの「ブランパンメーカー」(1万5984円)。

ブランパンとは、胚芽を残した小麦粉から作るパンのこと。通常のパンより低糖質で低カロリーと、最近、人気になっている。ただしブランパンの生地は膨らみにくく、こねる際の回数や温度の調整が難しい。それゆえこれまで各メーカーは手を出さなかった。ツインバードが初めてブランパンもふっくら焼ける機械を生み出したのだ。

このホームベーカリーを開発したのは入社12年目の開発生産本部・村上樹。パン作りの腕も磨き、家電メーカーの社員なのに粉まで開発してしまった。ブランパン用のミックス粉が手に入りにくいという声を受けてできたのが「低糖質ブランパンミックス」(1296円)。「水と粉とイーストを入れればあとは焼くだけというものがあると、もっとお客様に親しんでもらえるかなと思いまして」(村上)と言う。

さらにブランパンを後押しする場所も作ろうとしている。ツインバードの東京支社で野水も加わって準備していたのはカフェをオープンするためのメニューの試食会。ブランパンは健康にはいいが、「癖があって食べづらい」という声もある。自社の製品を使うカフェまで作って、ブランパンの美味しさを示そうというのだ。

カフェは11月にオープンの予定。お客の生の声を聞ける新たな拠点が誕生する。

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