服飾専門学校を出て自立したデザイナーの多くが利益を出せぬ原因

 

5.メルカリで販売してみよう

届いた商品を加工して、オリジナル商品に変える。その上で、価格を設定しよう。

何人かの受講生が集まれば、複数の商品が出来上がる。販売方法は、イベントとして販売してみるとも良い。あるいは、メルカリで販売してみる。

販売結果は全員で共有する。なぜ売れたのか。なぜ、売れなかったのか。次回の仕入れではどんなことに注意すればいいのか。また、仕入れの方向性についても話し合い、記録していく。

たとえば、一人の商品の仕入れ予算を1万円に設定する。3千円程度の商品ならば、3枚は仕入れられる。それが、2倍で売れれば、2万円が手元に残る。次は2倍の商品が仕入れられるのだ。

二回目からは、オーダーする前に、クラス全員で品揃えをチェックする。商品MD会議だ。

一回目で売れた人が中心となって会議をリードしてもらう。

価格決定会議も行おう。商品が届いて、価格を決める段階で共有する。

また、写真の撮り方や商品のコピー等も十分に検討する。

これを一年間続ければ、相当の経験とノウハウが詰めるだろう。また、授業料を差し引いても利益が手元に残るに違いない。自分の品揃えとリフォームに自信が持てれば、そのまま営業を続けてもいいし、資本調達して、本格的なOEM生産に進むのもいいだろう。

image by: Shutterstock

坂口昌章(シナジープランニング代表)この著者の記事一覧

グローバルなファッションビジネスを目指す人のためのメルマガです。繊維ファッション業界が抱えている問題点に正面からズバッと切り込みます。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 j-fashion journal 』

【著者】 坂口昌章(シナジープランニング代表) 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 月曜日 発行予定

print
いま読まれてます

  • 服飾専門学校を出て自立したデザイナーの多くが利益を出せぬ原因
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け