これほど外交が良好なのに、それでも選挙で日本をリセットすべきか

 

経済は?

もう一つ、経済はどうでしょうか?

一番顕著なのは、「雇用の回復」です。日本の失業率は、民主党政権最後の年2012年4.33%だった。それが、今では2.8%まで下がっています。

8月の完全失業率2.8%…3か月連続で同水準

読売新聞 9/29(金)8:48配信

 

総務省が29日午前発表した労働力調査によると、8月の完全失業率(季節調整値)は2.8%で、3か月連続で同水準となった。完全失業者数は前月比4万人減の186万人。就業者数は20万人増の6,565万人で、同省は「雇用情勢は着実に改善している」と分析している。

有効求人倍率はバブル期を上回っています。日経新聞8月29日から。

厚生労働省が29日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は前月より0.01ポイント高い1.52倍だった。上昇は5カ月連続。製造業や運輸業の求人が活発だった。総務省が同日発表した7月の完全失業率(同)は2.8%と6月と同じで、女性の失業率が24年2カ月ぶりの低い水準だった。景気回復と人手不足を受け、雇用環境は安定した状況が続いている。

 

有効求人倍率は全国のハローワークで仕事を探す人1人当たり何件の求人があるかを示す。7月はバブル期に最も高かった1.46倍より高く、1974年2月以来43年5カ月ぶりの高水準だった。

こういう話をすると、「そんなこといっても、非正規ばかりだろ!」と批判されます。しかし、考えてみてください。三つの立場がある。

  • 失業者→ 非正規社員→ 正社員

失業者が、いきなり正社員になれないのは、普通ではないでしょうか? しかし、労働市場は今、需要(会社が雇いたい人の数)が供給(仕事を探している人の数)を上回っている。この状態が続けば、いずれ給料も上がり正社員の募集も増えていくことでしょう。

日本経済の問題は?

問題は、毎回書いているように、19年10月の「消費税引き上げ」ですね。これで、せっかく良くなってきたばかりの景気が落ち込むことは不可避。さらに2020年には、「五輪バブルがはじけるのは確実。「五輪バブル崩壊」は仕方ないですが、消費税は引き上げるのをやめるだけで済みます。

安倍総理には是非考え直していただきたい。そして、小池さんには、是非がんばっていただきたい。

print
いま読まれてます

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け