- 独立した専業の設計事務所であるか?
工事業者や管理会社等と全く関係がなく独立していることが重要。 - マンションの維持保全を主業務としているか?
新築の設計が主業務のところは維持保全にくわしくないので要注意。 - 代表者は一級建築士か?
設計事務所は個人の人格と技量により成立するので、代表者が誰かは重要。 - 主要業務を行うのは資格を有する社員か?
資格のない社員や外部委託の有資格者が説明会や工事監理を行うことがないか要注意。 - 担当者の経験・実績が豊富か?
実際に実務を行う担当者自身に、責任ある立場で業務を行ってきた経験・実績・能力が十分にあることが重要。社内にどれだけ人がいようが、担当者以外はこのマンションには関係ない。 - リピーターの実績が多いか?
再依頼の管理組合の多さは、よい実績を残してきた証拠。誠実に仕事をしている証でもある。 - 担当者の個人的人柄は?
担当者の個人的な人格が管理組合と相性がいいことも重要。コミュニケーションが円滑なことは成否のポイント。
コンサルタント事務所の代表者と実際に担当してくれる技術者の実績や技量はもちろん、仕事に臨む姿勢や人柄をしっかり見極めるということにつきるのだと思います。コンサルの選定を専門家に依頼するケースも増えています。専門家が質問することで相手の技量や姿勢を見きわめることができますから。
コンサルを選定し、契約して仕事を開始してから、疑問点が噴出して、相談に駆け込まれるケースが少なくありません。そうならないように、自分たちの選定基準を持って、コンサルタント選びこそ、大規模修繕工事成功のポイントだと思って、真剣に取り組んで頂くことを願います。
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