なぜ松下幸之助は「小便、赤くなったことあるか?」と尋ねたのか

 

戦略計画の要点は、“変化”するすべての“機会”と“脅威”において

  1. 「自社がなすべきこと」と「自社にしかできないこと」と「したいこと」を“核”とし
  2. 得られる“成果”と、負わなければ“リスク”を比較して
  3. もっとも「高い成果の得られる」可能性に賭けてそれから
  4. 自社が有する最高の経営資源を集中して投入する

さらにドラッガーの言を続けます。

戦略計画はリスクを少なくするものためのものではなく、最小にするためのものでもない、経済活動とは、現在の経営資源を未来に、不確実な期待に賭けることである。その本質はリスクを冒すことである。

戦略計画に成功するということは、より大きなリスクを負担できるようにすること。

だとしています。またさらに

あらゆる種類の活動等において「もし今日これを行っていなかったとしても、改めて行おうとするか」を問わなければならない。答えが否であるならば「それではいかにして早く止めるか」そしてそのために「何を、いつ行うか」と問わなければならない。

事業の廃止までも、戦略計画だとしています。

事業活動は、よりよく顧客が満足・感動する効用生産的に実現できるさせることのみが目的・目標であるので、それが適うもののみに集中させなければならない。そのためにその条件に適うものを“リスクを賭けて”創造し実行し不適なものは廃棄しなければなりません。

それが円滑にバランスするとき「利益」としてリターンされるのです。原則は以上のことの他にはないのですが“リスク”を負わずに責任を以て創造と廃棄を行わないのであれば、やがての衰退は必ず訪れ時間が長くなるかどうか別として破滅は避けられません。

逆にこのことをよく知った者が“ヒラメキ”を得たなら、必ず多くの機会が訪れて、続けられれば思いは届くのです。本質を閃いてください。そのうえで、なるまで続けてください

 

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戦略経営のためには、各業務部門のシステム化が必要です。またその各部門のシステムを、ミッションの実現のために有機的に結合させていかなければなりません。それと同時に正しい戦略経営の知識と知恵を身につけなければなりません。ここでは、よもやま話として基本的なマネジメントの話も併せて紹介します。

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【著者】 浅井良一 【発行周期】 ほぼ週刊

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