なにはともあれ、田中総理は、アメリカを出し抜いた。それで、キッシンジャーは激怒していた。そのキッシンジャーは今、トランプの顧問をやっています。安倍さんが、トランプさんを出し抜いて金正恩に会うことを模索していることを知れば、「ジャップは、今も昔も裏切り者!!!!」と絶叫することでしょう。
そんなキッシンジャーは、「G2論者」、つまり「アメリカと中国で世界を共同統治しよう」という考えの持ち主です。キッシンジャーは、安倍―金会談を見て、トランプに、「ほら、言った通りでしょう。ジャップは信用できない。だから、彼らのようなエゴイストを世界統治に参画させてはいけない。やはり、米中共同統治でいくべきだ!」と言い、洗脳してしまうかもしれません。
では、どうすればいいのでしょうか? 安倍総理は、4月に訪米してトランプさんに会う予定があるのですね。その時、トランプさんの功績を大いに褒めまくればいいでしょう。そして、「拉致被害者の件もお願いします」という。もし安倍総理が金に会いたければ、米朝会談の後でなければなりません。それも、よくよくトランプさんと相談して、決めなければならない。
安倍総理は、歴史の教訓から学び、くれぐれも田中角栄の失敗を繰り返さないでいただきたいと思います。この話、「その通りだ!」と思われた方、是非総理に教えてあげてください。