さらにもっと素晴らしいなと思うのが、障がいに負けず前向きに生きる濱田さんのような方々の姿は、私たちに改めて自分の人生を見つめるきっかけを与えてくれることである。
平凡な日常、慌ただしい生活に追われて過ごしていると、ついつい大したことない出来事に思い悩むこともある。結局、自分が直面する現実は自分の見方次第。狭い視野に留まっていれば自分の中に秘められた可能性に気づくことも難しいだろう。
自分の力だけで視野を広げ、新たな可能性に気づくのは簡単なことじゃない。いろいろな人との出会いが私たちの視野を広げていくことになる。
その中でも精一杯生きている人々との出会いが持つ意味は大きいと思う。
実は、過去のブログやこのメルマガでも書いたので、覚えてる方もいらっしゃると思うが、昨年11月に開催されたニューヨーク・シティ・マラソンで、ボランティアの伴走ランナーとして、初めて盲目のランナーさんをサポートする貴重な機会に恵まれた。
この時の経験もいろいろなことに気づけて視野を広げてくれた。
せっかくの機会なので、以下、ブログの関連記事をご参考まで。
ご参考:
(2) 盲目の芸人のクリス・マックコーランド
海外に濱田さんのような盲目の芸人さんがいないかと調べてみるとクリス・マックコーランド(Chris McCausland)さんという方を見つけた。
クリスさんは、イギリスのリバープール出身。2003年からスタンダップ・コメディアンの活動を始められ、活動1年目から「the Jongleurs J2O Last Laugh」、「the Laughing Horse New Act of The Year」、「So You Think You’re Funny」などで優勝を含め高い評価を得た。
その後も2011年には、チャンネル4のコメディ部門の「the Creative DiversityAward」を受賞するなど活躍を続け今年2018年1月にはイギリスの劇場でライブを開催し国営放送のBBCで放送された。
ご参考:
● Chris McCausland Live at the Apollo
どうやら世界的にも、濱田さんのような盲目の芸人さんはご活躍の幅を広げているようだ。
ちなみにクリスさんのスタンダップ・コメディの動画を見てみたら、奥さんについての話題で、
“I’m a very very lucky man she’s a good-looking girs so she tells me”
(僕はとてもとてもラッキーなんだ。彼女は綺麗な女性なんだ、彼女が言うにはね)
といった感じで、奥さんや幼いお子さんなどとの盲目の生活を笑いに変えたジョークが印象的だ。
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