あなたは、住むところと食べるものに毎月いくらかかっているか即答することができますか。実は驚いたことに、多くの人が返答に窮するんだそうです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で著者の真井花さんが、月あたりの住居費と食費を把握し、継続可能かどうか計画することの大切さを紹介しています。
必要経費
さて、本日は日常の必要経費のお話。
一人暮らしはもちろんなんですが、家族で暮らしているなら即答してほしいことがあります。それは
- 月あたりの食費
です。一円単位までキッチリなんていいませんが、少なくとも予算レベルの数字までは即答してほしいんですよね。
…いや、これが意外と言えないらしい( ・_・;)というオドロキの事実を知っているから聞いているんですけどね。
ちなみにワタクシ。一人暮らしのころの金額ですが、余裕をみて3万でした。これで外食費もコミです。1週間を5,000円で自炊して、それ以外にちょっと買ったり外食したりして2,000円。これが4週間なので、2万8,000円。キリのいいところで3万でした。飲み会などは別立ての「交際費」に計上していたこと、しかもそうしたつきあいの少ない会社だったことは付け加えておきましょう。
それ以外に即答してほしいのは
- 月あたりの住居費
です。賃貸なら賃料、ローン返済中ならローン金額です。このふたつを即答してほしいのは、食費と住居費こそ、
- 人生の必要最最最小限の必要経費
だからです。これはホントに必要最低限の必要経費であり、これを割り込むと絶対的貧困に転落しかねない金額です。光熱費とか通信費とか交通費とか、他にもどうしても削れないと思える金額がありますが、それよりも何よりもこのふたつは別格です。なにせ
- 住むところ と 食べるもの
を支えている金額ですから。
え? それなら被服費も含むだろうって? それならクローゼットを眺めてみてください。基本的に今の日本人は服を持ちすぎており、1年くらい新たに買い足さなくてもモンダイなく過ごせる着数があるんですよ。なので、この金額はミニマムな必要経費とは思えないんですよ。
そのイミで、食費と住居費は、家庭を運営するオトナならオットもツマも知っておくべき数字です。
「ウチはパートナーが管理しているから・・・(^ー^;)」
という方もいるでしょうか、管理者が誰かはあんまりカンケーないくらい重要な数字だと思いますよ。
とりもなおさず家庭のお金の相談とは、この金額を
- 把握し
- 継続可能なように計画する
ことです。
でね。これが意外とタイヘンなんですよ。子供が生まれたり、親と同居したりすると、家族の人数が増減しますよね。そうすると、見込みが違ってくるんです。
- 広い家に引っ越したり
- 介護のためにリフォームしたり
- 育ち盛りの子供がガツ食いしたり
- 糖尿病用の食事を宅配してもらったり
ということが起こりますから。
家計の相談は、必要経費の把握から。まずは、家計簿を見直して把握してみてくださいね。
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