採用が特に難しくなっている地域等は、
- 交通利便性が悪い地域
- 高級住宅地
- 可燃ごみ収集が夜間の場所
があがっています。具体的には、首都圏、近畿圏の都心部地方、中核都市の郊外部、リゾートマンションがある地域が採用しにくいと挙げられています。現場作業員の方にとっては、通勤時間がかからないというのが、一番のポイントになりますから、マンションの近所で人を確保しにくい場所があがっているのはうなずけます。
この状況に対する対応としては、
- 募集媒体・回数を増やしている
- 給与や時給単価の見直し
- 定年・契約期間の延長
が多数あがっています。しかし、6割以上の管理会社が、その効果は実感できないと回答しています。この厳しい状況は、管理組合にもぜひ認識しておいて頂きたと思います。
マンション管理業協会は、この状況を打開するため、現場におけるAIの活用方法を検討すると共に、外国人労働者を雇用することも含めた人材確保策を打ち出していくと思います。直面した危機は、殻を打ち破る契機にもなります。
ここでも何度も取り上げたように、AI管理員、外国人清掃員が、マンションの現場で当たり前の存在になる日も近いと、改めて感じます。
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