郵便局の全国通販で7707個も販売。全ては若手の一言から始まった

 

O部長の「やるからにはナンバーワンをとるぞ!」の大号令をもとに主要テーマが決められました。

  1. 最低でも5000個売る。
  2. 5000個になると一店舗では手に負えない。そのためには全店で一致して、同じ品質の商品を、おなじ時間でつくる仕組みを作らなければならない。
  3. クレームゼロのために徹底した事前シミュレーションを行う

その後、部長主導で商品づくり。全店で意志統一と情報共有のための会議を1週間に2回。商品の納品は3日間で行う。当然3日間は戦争状態です。店舗を営業しながら別口で通販商品を作るのですから、その忙しさ緊張感は想像を絶します。まさに「戦争」でした。しかし全員がいっしょになって熱く燃えた3日間でした。

結果。これまでの記録は、九州のある精肉企業が売った約3000個でした。それを大幅更新して7707個! 部長の宣言通りナンバーワン!に輝きました。そしてクレームは実質ゼロ」でした(たった1個だけ不可抗力によるものあり)。

だいじなこと

  • 何かをやると決めたら「徹底的」にやる
  • 小さくまとまるな。目標は大きくもとう。目標を実現するためにはそのための段取りをじっくり練る。そして完璧に計画と準備を行う
  • みんなの力を結集するには「やる気共有と「情報共有」が必須
  • だれの意見でも聞く。若手でもパートでもアルバイトでも。みんなけっこういいアイデアをもっている。その提案場所がないだけの場合がある。だからオープン会議は効果的
  • 「そんなことしてもダメだろう」などの先入観をすべて排除する。先入観ほど成長を阻害するものはない

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30年以上の販促・営業企画の経験から「こうして売上げを伸ばした!100のアイデア」というテーマで、実際に行った実例を具体的に紹介します。販促以外にも経営活性化に役立つアイデアがたくさん。前沢しんじの販促ビジネス本はアマゾンや大手書店でランクイン。雑誌「月刊商業界」にも販促特集などを執筆しています。

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【著者】 前沢しんじ 【発行周期】 ほぼ 週刊

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