ムダな物に時間を奪われてる?月に1度「人生の棚卸し」をしよう

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スマホなどによって情報過多となった現在、人生を成功に導くためには「とりあえず何か新しいことに挑戦し続けなければならない」という脅迫観念に囚われていませんか。無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者・音多さんは、闇雲に走り続ければ何かあるかもしれないという期待を抱くよりも「一気に捨て去る勇気」の方が、実は何十倍も重要な瞬間があるとし、「人生の棚卸し」という作業をオススメしています。

月に一度はやりたい事の棚卸しをする

棚卸しの目的とは、売上に対する在庫原価を確認して企業の経営状態を把握する事です。

棚卸しの中で最も気をつけるべきなのが売上げの見込みのない不動在庫、いわゆるデッドストックです。これはただ場所を占めるだけでなく、目に見えない保管料や管理費を喰います。

ですからそうした物には管理ルールを設定し、お客さんに一括売却出来ないかを相談したり、場合によっては廃却する必要が有ります。が、普通はそうした手間をかけるのが疎かになりがちで、企業成長が低迷期に入った時などに急に目立って大変な目に遭うんですよね…。

さて、こうした棚卸しを、自分自身にもやってみましょう、というのが今回の提案です。

「音多さん、我が家には売上げになる商品なんて有りませんが…家の片づけでもしろって事ですか?」

えぇ、家の整理整頓は重要ですよね。急な引越しが入ったりすると、増えすぎた物を処分するだけでも相当な体力と日数がかかりますからね。ただ今回お伝えしたいのは物理的な物ではなく、上記お伝えしたような目に見えない物の中で我々の生活に悪影響を与えているモノの事。

それは、

日々、自分自身の時間を奪うモノたちのことです。例えば、

  • 余計な心配事や考え事をもたらす対象
  • テレビやスマホなどの情報機器
  • ネットやSNSなどの情報収集、発信ツール

などは自分の私生活の一部である一方、自分の大切な時間を奪い、自分の人生をどんどん消耗するものでもあります。普段はそうした事に気付かずに、毎日同じようにテレビを見て、スマホを開いて、情報をチェックして、とやってしまっているかもしれませんが、月に一度はこの棚卸しを行い、

  • 本当にそれが必要か意味があるか?時間を奪われていないか?
  • 処分する事で自分の時間をもっと有効に使えないか?

を考えてみましょう。例えば私はフェイスブックツイッターを以前はパソコンとスマホの両方に入れていました。しかしふとそれをいつでも見られる事で、時間や体力を削られる事に気が付きました。で、ルール化したのが

  • スマホからアプリを消す
  • パソコンで開くのはあらゆる用事を片付けてから
  • 見るのは一日1回だけ

これやってみると、いかにこうした存在に自分の時間を奪われていたかが分ります。頭がスッキリして、仕事が捗ったり、疲れが溜まりにくくなるんですね。

今、私のスマホでメインで使っているアプリはLINEとNHKニュースラジオくらいしかありません。スマホがアプリでぎっしりの人も多いかもしれませんが、私は最初の画面に5、6個アプリがある程度です。

こうした考え方で、普段何気なく時間を奪われている物に気づき、それが目に入らないよう距離を取る工夫をしていきます。

とはいえこうしたルールは、一度作っても暫く経つとまた元に戻りがち。我々の意志力は簡単に消えますからね。だから毎月自分の状態を確認するんです。私もいつの間にかアプリが増えていたり、フェイスブックを見る回数が増えてしまっていたりします。だからたまに自分の褌を締め直します。

そういえば、スティーブ・ジョブズの言葉に

何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい

という言葉が有りましたね。自分が思う富と成功を実現する為に、余計な物に時間を奪われない事。あなたもそんな環境を整えていきませんか。

image by: shutterstock.com

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【著者】 音多秀茂 【発行周期】 ほぼ 季刊

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