被災していない人の「何とかしてあげたい」が物流を止めている

 

緊急物資は政府をはじめ、しかるべき機関を通じ、順次届けられていきます。その物流を維持すること、阻害しないことが大事です。個人でものを届けたい、知り合いに渡したい…とものすごい数の車両が集中して緊急車両が走れなかったのが、阪神・淡路大震災です。

そこから個人が現場に向かうことのマイナスはずいぶんと教訓とされたと思いますが、それでもやまないのは、宅配便などを使って市役所などに荷物を送りつける人たちです。中身をいちいち調べて確認して仕分けして…というのは現時点では無理です。対処できませんので今はやるべき時ではありません(と言っても「人の好意が受けられないとは何事だ!」と切れる人がいるのが本当に不思議ですが…)。

また勝手ボランティアも現時点では迷惑となります。マンパワーが足りないのも事実でしょうが、それをコントロールするのもまた大変なのです。知識、技術、装備がまちまちなボランティアをうまく活用できる状況にあるところ、ないところあります。そこはきちんと見極めてから向かうのが必須で、むやみやたらと勝手に現地に入るのは厳禁です。

まずは。してはいけないこととして、

勝手に物資を送らない
勝手にボランティアで現地にいかない

この2点は押さえておきたいところです。

image by: 陸上自衛隊 Japan Ground Self-Defense Force - Home | Facebook

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【著者】 1日1粒!『幸せのタネ』 【発行周期】 日刊

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