【書評】誰と会っても話が弾む。手軽で重宝、企業版ケンミンSHOW

 

さっそく、いくつかポイントを見て行きましょう。

北海道

 

観光客数は、北海道新幹線が開業した2016年度には823万9,000人と初めて800万人を突破。外国人来道者数も同年度に230万人と2年連続で200万人を突破するなど、着実に増加している

 

コンビニエンスストア「セイコーマート」をグループで展開するセコマ(札幌市)は、コンビニエンスストア部門の顧客満足度でセブン-イレブン・ジャパンをおさえて2年連続の全国1位(サービス産業生産性協議会調べ)

青森県

 

外食への支出は47都道府県の中で一番低い。また企業が本社を置く都道府県別では女性社長比率が10.6%と日本で最も高い。

宮城県

 

人口構成などの観点から新商品のテストマーケティングの地に選ばれることが多く、電子たばこ「glo(グロー)」は全国に先駆けて仙台市で発売された。

栃木県

 

寿司ネタや煮物などに使われるカンピョウは、決して主役にはならない脇役の存在だが、国内生産高の98%が栃木で生産されている。

新潟県

 

冬はとても厳しい地域ゆえに、石油ストーブの出荷額が全国トップである。代表的メーカーがコロナ(三条市)とダイニチ工業(新潟市)の2社でいずれも上場企業である。

福井県

 

福井県の眼鏡産業は、現在日本製の眼鏡枠生産の95%以上のシェアを誇るまでに成長。典型的な産業型集積となった。鯖江市の眼鏡産業をみると、製造卸を手がけるシャルマンがトップ。中国に工場を構えていることもあり、他の追随を許さない。眼鏡メーカーでは浜本テクニカル、エクセル眼鏡などが有力企業。

山梨県

 

2027年にはリニア中央新幹線が開通予定で、品川駅と新甲府駅が20分足らずでアクセス可能となるため、ニュービジネスが誕生する可能性がある。

香川県

 

日本で最初に油圧式クレーンを開発し、建設用クレーンでは国内トップシェアを誇り、海外にも積極的に製品を輸出しているタダノ(高松市)がある。

佐賀県

 

1923年以降の約90年間で震度1以上の地震発生回数が全国一少ない。

各都道府県の自然環境や住心地、これからのビジネスチャンスにも触れられており、新拠点、移住先を探している人にとっても、貴重な情報源になると思いました。本書を片手にいろんな都道府県の方と話せばきっと話が弾むと思います。

ぜひチェックしてみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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