【書評】誰と会っても話が弾む。手軽で重宝、企業版ケンミンSHOW

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普段全く馴染みのない土地でビジネスをしようとしても、まずはその地域の特色を知らないとなかなか難しいもの。とはいっても、その地域の特色を知ることは空気感を掴むことでもあるので、簡単なことではありません。今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介されているのは、『地元の力を生かす「ご当地企業」』なる書籍。メルマガ著者の土井英司さんも「手軽で重宝する情報源」と太鼓判を押す良書です。

地元の力を生かす「ご当地企業」

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地元の力を生かす「ご当地企業」

帝国データバンク、中村宏之・著 中央公論新社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、帝国データバンクのデータを元に、読売新聞の記者が、47都道府県の経済状況と現地の有力企業を紹介した新書。

正直、「ご当地企業」情報を目当てに読むと、情報が少なすぎて拍子抜けしますが(「ビッグデータで読み解く」も、何がビッグデータかよくわからない)、よく知らない都道府県の主要産業代表企業を知るという意味では、役に立ちます。

紹介されているデータは、人口(全国順位)、面積(全国順位)、主要産業、産品、代表企業、最近注目の企業など。帝国データバンクが情報提供しているためか、「社長の若さ」「事業承継確率」「経営人材の流動性」「従業員還元度」「企業の若さ」「県内の企業格差」「増収企業の割合」「経営効率性」「自給自足率」「県外への営業力」などの指標もレーダーチャートで示されており、中小企業の経営状況がよくわかる内容です。

各都道府県に存在している経済団体の情報などもあり、出張の多いビジネスパーソンや交友の幅が広い経営者にとっては、手軽で重宝する情報源だと思います。

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