なぜ、兵役を免除するのか。国益ゆえ、というのが国の言い分。国益に寄与するからというわけだ。国益という観点なら、むしろ防弾少年団のほうが上位にランクされるんじゃないの、というのが筆者の考えでもある。
とまれ、日本は2対0と2点もリードされたあと、ヘディングで1点返すという気迫を見せた。結果は2対1で韓国の優勝となったけれど、モチベーション自体が天と地ほども差のある状況で日本のあの1点は、値千金のゴールであった。あの気合いに筆者はすこし落涙。
日韓戦は常に緊張もするし勝ってほしいという思いも強い。しかし勝っても負けても、日本には韓国が、韓国には日本がいるというそのこと自体が本当に有難いことなんだなあと、最近はつくづく思う。このライバル関係があるからこそ、お互いに切磋琢磨できるし、近い将来、世界にいってもいずれ通用するレベルにもなろう。汚い反則もなくきれいに戦ってくれたことも、感謝だ。普通は、韓国選手が日本選手に悪意のタックルを決めることが結構見られるのだけれど、今回はモチベーションの割には、韓国選手、きれいに戦ってくれた。拍手を送りたい。
兵役問題がどうなるかは、韓国に任せるしかないけれど、芸能人にないならば、運動選手にも「なし」とするのが公平というものだと声を小にして(あくまで大ではない)言いたいところではある。
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2