「WEBマーケティングさえ完璧なら」という企業が陥る落とし穴

 

■ホームページの本質

いかがでしょうか。WEBマーケティングに興味のない方には、何のことやらさっぱりわからないことでしょう。私は、それで構わないと思っています。なぜなら、WEBマーケティングに詳しくなったとしてもそれで本当にお客様や売上が増えるかどうかは分からないからです。

WEBマーケティングにはまっていくと、どんどんとそこに時間を費やすことになります。次から次へと新しい知識や手法が出てくるので、いちいち対応するのが大変です。「SEO対策」ひとつとってみても、頻繁に検索表示のルールが変わっていっています。その都度「SEO」のやり方を変えなくてはなりません。

アクセス解析もそうです。便利なツールですから、その解析結果ばかりにとらわれるとページの修正をしたくなります。仮にワードプレスのような無料の作成ソフトを使っていてもページの修正に時間はかかるのです。しかも、その成果は明確には分かりません。コンバージョン率をあげようと、試行錯誤を繰り返すことにもなるでしょう。ですから、あまりWEBマーケティングの手法にのめりこむことはお勧めしません。

それよりも大切なことは、ホームページの中身そのものです。ホームページの役目は、検索上位やコンバージョン率にあるのではありません。あくまでホームページは、訪れた人に自社や自社の商品のことをよくわかってもらうことです。そして、訪れた人の役に立つページであることが大切なのではないでしょうか。

そうした意識でホームページの内容を更新し続けていけば、SEOに力を入れなくても検索されるはずです。役に立つページであれば、勝手に人が訪れてくれます。そして、そこで提供される商品やサービスが良ければ、きっと購入してくれることでしょう。

所詮WEBマーケティングはテクニックでしかありません。大切なのは、ホームページの本質を考え実行していくことなのではないでしょうか。

■今日のツボ■

・WEBマーケティングの手法は日々進歩している
・WEBマーケティングに一生懸命になると、振り回される
・ホームページの本当の役目を考えれば、成果につながる

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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