子は親を選べない。高校教諭が見た、ダメ親に未来を奪われた子供

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心身ともに健康な親が、子供にアルバイトを掛け持ちさせ生活費と遊興費をたかり、子供は学校にも行けない…。あまりに過酷な「ネグレクト」という名の「虐待」…。教育の現場で頻発する「いじめ」を見つめ続けてきた無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では今回の記事で、その悲惨な子供達の現実を浮き彫りにしています。

教育現場で経験した「虐待」問題

子供の成長には大人の関わりが欠かせません。保護者の方がどんな想いで、どのように接するかで、その子供に多かれ少なかれ、良きも悪しきも影響を与えるものだと思います。子供は愛情を食べて生きているともいわれます。年齢相応の愛情が必要なのだと思います。

そう考えている中に飛び込んでくる虐待のニュースを聞くと、つらくなります。一番頼りたい大人からひどい目にあわされる。重傷を負わされたり、殺されてしまうこともあります。体や心、そして魂にどれだけの傷を負ってしまったのだろうと、心配で仕方ありません。

保護者の方も、悩みがあり、生活していく上での御苦労もあるかと思いますが、大人が子供に愛という「水」を注ぐことで、その子供がきれいな花を咲かせることになると思います。心の水や栄養をあげて育まなければ子供という「花」は枯れてしまいます。もちろん、優しいだけではいけないと思いますが、「しつけ」に名を借りた体罰、虐待は戒めるべきです。叱るときは愛情に裏打ちされた厳しさであるかを自らに問いかけることが必要と考えます。

私は10を超える高校に勤務してきました。その教師生活において、何件かの虐待の現実をみてきました。高校生の場合は、「ネグレクト」というべきケースが多かったように感じます。家庭訪問をすると、荒んだ生活環境、つまり、家の中が雑然としている(我が家も雑然ですが、比べものにならない程の尋常ではないありさまです)ケースが多いのでした。生活に追われていたり保護者の方が怠惰であったりその両方だったりしていました。御家庭に光がないように感じました。

ある御家庭を訪問したときには、「この環境で前向きに努力しなさいちゃんと学校へ来なさいと子供にいっても無理だ」と強く感じました。子供がホッとできる場所がないのです。

心配なのは、子供(生徒)が学校に来て、頑張って勉強して針路を決めて卒業し、経済的自立が果たせるかどうかということです。今の環境に挫(くじ)けて、不幸の拡大再生産をしてしまわないことを切に願いました。

私は、根がおせっかいなので、極力生徒の苦しみの原因に関与し、介入しました。児童相談所にも相談しました。児相の方も案件を多く抱えていらっしゃり、お忙しいご様子の中で、お話を聞いてくださったり、本人と面談をして下さる方もいらっしゃいました。しかし、多くの場合は「様子を観るということが多かったように記憶しています。

そのため、私は別件を装い家庭訪問をして、保護者の方とお話ししたり、生徒と連絡先を交換し、緊急時や困ったことがある場合は連絡をもらえるような関係を築くようにしていました。

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