子どもに身につけさせたい、相手を理解するための「3つの極意」

 

家庭教育で「親として」注意したい3つのこと

子どもと一緒にいるとき、親はそれぞれ「父親として」「母親として」言動に注意していると思います。中でも特に注意を払いたいのは以下の3つです。

  • 人や物に対する振る舞い方
  • 仕事への姿勢
  • 人生を楽しむ姿勢

人や物に対する振る舞いとは、まず、礼儀正しさや言葉遣い、人を敬い手助けをする、などです。お店の店員に対して、言葉遣いが雑になっていませんか?自分がお客でサービスを受ける側だからと、相手に横柄な態度をとる人がいます。立場は違っても人に対しては常に礼儀正しく、丁寧な言葉使いを心がけましょう。

また、困っている人を助けていますか?友人、知人の困りごとには、できる範囲で手を差し伸べましょう。大切なのは、子どもが、「人が困っているのを感じ取り、人を尊重し、手助けできるようになる」ことなのです。

物の扱い方もそうです。片付けたり、捨てたりするときに投げたり、放ったりしていると、子どももそれを真似します。物を雑に扱うことは、ものごとに対する考え方も雑になる可能性があります。気をつけましょう。

また、仕事をポジティブに捉えていますか?働くこと=辛いこと、と捉える人が多くいます。社会人になると働くことがライフロール(人生の役割)の中心になる時期が多くなります。自分の仕事は、社会にどう役立っているのか、何が楽しいのか、大変なのか、やり甲斐なのか、を子どもに伝えましょう

子どもは一番身近な親をお手本にします。反面教師にもします。世の中には色々な人がいて、様々な仕事があり、多種多様な社会や文化があります。人生を前向きなものとして捉えるか、ネガティブなものとして捉えるかで、一生に大きな違いを生み出します。

子どもが、大人たちを見て、自分も人生を楽しみたいな、と思えるように、まずは親が人生を楽しみましょう。そして子どもがそれを感じ取れるような環境が大切です。

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家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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