この夏の低温に加え相次いだ台風や低気圧による大雨の影響で、小豆の価格が高騰していることが伝えられています。そんな報道に接すると胸がザワザワしてしまうほどの小豆好きだというのが、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生。今回は、好物のお汁粉の代わりとなって足腰の痛みや不眠症、冷え症にも効くというゴマ汁粉を紹介してくれています。
疲労回復のお汁粉。小豆の代わりを見つけた
【今年は小豆が不足だとか】
今年の台風や悪天候の影響で、北海道では「小豆(あずき)」が取れないと聞きました。あんこやお汁粉には欠かせない小豆。ちょっとの間、出回らないなどと話を聞くと、ぼくは胸の中がザワザワします。というのも、ぼくは大の小豆好き。お汁粉にして食べるのが好きなのですが、こんな話を聞くと、小豆の代わりを見つけてでも、「お汁粉」を作って食べてみたい。
【おススメのゴマ汁粉】
寒くなるに従って、カラダを温めて代謝をたかめる「お汁粉」の材料には、「ゴマ」がおススメ。疲労回復や代謝促進効果のある「ゴマ汁粉」は、カラダの消耗や不眠症や冷え症対策にも効果があります。疲労や冷えで、熟睡できない、長く寝ていられないなどの訴えのある人は、ためしてみたらよいです。
【手軽にゴマ汁粉】
今は、市販のゴマペーストがありますから、ゴマをする手間もかかりません。ゴマペーストをお湯でのばしてはちみつ(麦芽糖でも砂糖でも、お好みで甘みをつけます)を加えて、弱火でコトコト。
さらに「溶き葛(くず)」を加えると、ほどよいとろみがつきます。浮き実に、栗やカボチャ、サツマイモの甘露煮をくわえると、甘さ控えめの「ゴマ汁粉」にもよく合います。餅だけでなく、白玉を浮かせても、舌触りがよくて、おいしい。
ゴマはそもそも精力剤として有名。カラダを温め滋養する質のよい油分を豊富に含み、不妊症対策にも昔むかしは用いられていました。よほど疲れを感じる時や、足腰の痛みや強い冷えを感じるときには、小豆よりもゴマを使ったお汁粉は、体調にもかなう一品(逸品)になりそうですね。
追記:
街中を歩いていると、ついつい僕の目の前を歩く人の歩き方や、足のカタチを気にしてしまいます。鍼灸師という仕事柄、ですね。
歩き方はその人の「覇気」をあらわしますし、足のカタチはその人の「過ごし方」を示します。毎週この場で記載させていただいている「超スロースクワット」は、そんな歩くためのパワーアップだけでなく、フォームを調整するにも役に立ちますよ。
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