3.純粋に停滞している
そして三つ目がこちらです。糖質制限をするというように食事システムを変更させたわけですが、それが完全に体に浸透するのに、ある程度の時間はかかります。仕事も勉強も同じですが、すべて一本道の同じ速度で進んでいくわけではなく、言ったり来たり、時に止まったりして、時間と共に目的地に到達します。それこそ「停滞期」が生じるのはそのためです。
これはどんな勉強や技術でも、やはり「伸び悩み」になることが知られています。しかし当然ですが、そこでもあきらめず、同じ行動を続けていくことで、その停滞期を抜けて、また進み始めます。
そこでこのご友人からの言葉。
「その実験では、体重減少が止まった時は一日だけいくらでも糖質を食べてもいい日(チートデイ)を作ることで、翌日からまた体重減少するようになった」
これについては、自分はあまり賛成できません。テレビの実験というのは、純粋に「そのときにたまたま一回起こった」だけのことで、決して万能性があるわけではありません。信憑性という意味では、論文として発表されている実験に劣ります。
またご自身が心配されているように、一度でも糖質を食べてしまうことで、雪崩のように糖質を食べてしまうというリスクは十分にありえます。禁酒をしていた人が、「週に1日だけなら」ということでお酒を飲み始めたら、毎日飲んでしまうことは想像に難くありません。それと一緒ですね。ですので、変わらず今の糖質制限を続けていただくのがベストではないかと思います。
ただ考え方として「たまに糖質を食べてしまった」という日が、もし「生じてしまった」としても、そのことをそこまで気に病まず、「まぁ、たまにそういう日ができてしまってもしょうがない」くらいのユルさで考えた方がいいかもしれません。
分かりますでしょうか。「意図的に糖質を食べる」というシステムをわざわざ作る必要はないのですが、たまにアクシデント的に食べてしまう、ということを激しく許さない…とまで考えなくてもいいわけです。このように考えていただくと、気持ち緩やかに、長く続けられるかもしれません。
4.まったりゆっくり続けましょう。
これは体重減少についても同じで「絶対的かつ直線的に体重が減らないとマズい」と思い込むとどんどんつらくなるので「まぁ、まったり長期的に減っていけばいい」くらいのユルさで考えてみるのが一番ではないかと思います。そうすれば緊張もユルみ、さらにヤセていくのではないかな、と考えます。
以上、回答になっておりますでしょうか。重ねてマンガを読んでくださって本当にありがとうございました!
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