習近平の手口に各国が激怒。インド洋沿いに続々誕生する反中政権

 

中国は習近平国家主席が実権を握り始めたここ2、3年の間にはっきりとした国家目標を打ち出し、そこに向けて着々と手を打ってきた。第一段階は2025年までに製造強国の仲間入りを目指し、第二段階の2035年には世界の製造強国の中位の水準となり、中国革命100年にあたる2049年には世界の製造強国の先頭に立つ。そのためには中国と欧州、アフリカを結ぶ一帯一路構想を掲げ旧シルクロード、アジア・太平洋、インド洋で覇権を握るとしてきた。

日本では南シナ海とアジア太平洋の衝突に気をとられてきたが、実はインド洋の覇権争いも凄まじかったのだ。そのインド洋ではアメリカとインドが手を組んだ。インド洋諸国で反中国の政権が力を握ってきたが今後どうなるか。インド洋の行方も目が離せない。

(財界 秋季特大号 第482回)

※10月9日号(第480回「中国・インドとどう向き合うか」)

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ジャーナリスト。1942年生。慶応大学経済学部卒業後、毎日新聞社入社。大蔵省、日銀、財界、ワシントン特派員等を経て1987年からフリー。TBSテレビ「ブロードキャスター」「NEWS23」「朝ズバッ!」等のコメンテーター、BS-TBS「グローバル・ナビフロント」のキャスターを約15年務め、TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」に27年間出演。現在は、TBSラジオ「嶌信彦 人生百景『志の人たち』」出演。近著にウズベキスタン抑留者のナボイ劇場建設秘話を描いたノンフィクション「伝説となった日本兵捕虜-ソ連四大劇場を建てた男たち-」を角川書店より発売。著書多数。NPO「日本ニュース時事能力検定協会」理事、NPO「日本ウズベキスタン協会」 会長。先進国サミットの取材は約30回に及ぶ。

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【著者】 嶌信彦 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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