片山、桜田に続く地雷。平井大臣「黒い交際」とTVメディアの忖度

 

四国新聞は平井氏の母・温子氏が社主で弟の平井龍司氏が代表者。西日本放送は平井卓也氏が1987年から99年まで社長を務め、今は日本テレビホールディングスを筆頭株主とするも、温子氏や四国新聞そのファミリー企業が大半の株を所有している。

両社は選挙ともなると平井氏に好意的な報道をすることで知られ「平井新聞」「平井放送局」と揶揄されるほどだという。

長年、地元の人々に親しまれている新聞、テレビ、ラジオを味方につけているのだから、選挙に弱いはずがない。

もちろん、カネも十分ある。政府がこのほど公表した第4次安倍改造内閣の新任閣僚13人の総資産では、平井氏が3億2,000万円とダントツ。全閣僚のなかでも、麻生太郎氏の5億2,000万円に次いで2番目だ。公表額に算入されない株式を合わせると、びっくりするような数字になるだろう。

世襲議員多しといえど、平井氏ほど地盤、カバン、看板に恵まれているのも珍しい。そういう存在だからこそ、とりわけ政治資金の透明性には気を配らなければならないはずなのだが…。

image by: 平井卓也(ひらいたくや) - Home | Facebook

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