ここで大事なのは、テキストです。
友達とやり取りしたおしゃべりのメールと夏目漱石の講演とでは、当然それを巡る議論の深さが違ってきます。誰の書いた文章でも同等の価値があるわけではありません。やはり書き手によるのです。文章に込められた人格の深み、教養の深さ、広さを感じさせる書き手は日本に数多くいますし、また日本語に翻訳された優れた外国の作品もたくさんあります。それらをテキストにして日本語を充実させ、人格を成熟させる役割が国語にはあるのです。
「致知」のキーワード
- 文章に込められた人格の深み、教養の深さ、広さを感じさせる書き手は日本に数多くいます
- 人格を成熟させる役割が国語にはある
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