なぜデキる上司は部下にいつも「ギリギリの課題」を出すのか?

 

ギリギリの課題というのは、そう簡単にクリアできるものではありません。課題を提出された側からすると、「えー、そんなことが私にできるかな…」と感じてしまうようなことなんです。

でも、これが面白いところで、実際にやってみると、すぐにクリアはできなくても、どこかで、クリアできる部分が出てきます。そして気づけば課題をクリアしていて、明らかに成長し一段階上の仕事ができるようになっているのです。

そうしてできるようになったことを、「やっぱりできるじゃん」「できるようになったね、すごいね」なんて言われると、嬉しくなりますし、やればできるという自信を持つことにもつながります。

ただ、問題は、どのくらいの課題を出せばいいか。ここが難しいところなんです。あくまで私の感覚だと、5回やって1回成功するかどうかくらいの仕事レベルを突けると、ギリギリクリアできることが多いようには思います。

とはいえこれも、人によって変わるところです。ですから、本当に丁度よく、スタッフのギリギリを突こうと思ったら、そのスタッフのことをしっかり見ておく必要があります。今どんなレベルなのか、どのくらいのモチベーションで仕事に取り組めているのかなどですね。

ここを見ないまま、自分の感覚だけで、「このくらいだろう」と決めつけてしまうと、せっかく成長できるチャンスだったのに、逆にやる気を無くさせてしまう可能性もあります。

あなたの周りのスタッフに、ギリギリの課題を出してより成長してもらおうと思ったら、どんなレベルの課題が出せるでしょうか?

今日の質問です。

  • 周りのスタッフ3人の今現在のレベルはどのくらいですか?
  • その3人に、ギリギリの課題を出すとしたら、どんな課題が出せそうですか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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